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「心地いい暮らし」を育むシンプルでコンパクトな家



あけまして、おめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。


南側の開口部から風が渡る、杉材をベースにしたナチュラルな空間。
そこにいるだけでふっと力が抜け、思わず長居をしたくなる。
そんなくつろぎ感が漂う豊かな住まい。

「“現代の民家”、日本の住宅は、戦後大量に供給され、街並みはまとまりのないものになってしまいました。しかし、昔は大工さんが地域全体を受け持っていたので、外観にも統一感があったんです。そうした昔ながらの家づくりにならって、街並みに馴染む普通のデザインで、心地よく住める家にしたいと考えました」

内部に入って包まれるのは、どこか懐かしい「居心地のよさ」。
土間を思わせる玄関の脇には和室が控え、訪れた人を温かく迎えてくれます。
そこからLDKはひとつながりになり、まん中から階段が延びるオープンな間取り。
ハイサイドライトの光に誘われて階段を上がると、バスルームと洗面室が続いています。

空気感が均質で落ち着きのある空間――そこにさりげなく溶け込んでいるのがCLシリーズです。
キッチンは、家族の近くで調理ができるダイニングキッチンスタイル。
洗面室からバスルームへのフラットな連続性は、CLシリーズならでは。
空間がより広く感じられ、住む人が自然体で快適に暮らせる美しい舞台を支えています。


気持ちよさを感じる理由のひとつは、「強烈な色や形が視界に入ってこない」こと。
床材や建具をはじめ扉や階段まで、赤みの入った杉材がベース。
そこに、淡いベージュや白いインテリアアイテムをプラスして、素材の温もりに包み込まれるようなニュートラルな空間に仕上がっています。


杉材と白をベースにした家具がインテリアを構成。


建具や床、木枠の連なりなど細部に至るまで、余分なラインがそぎ落とされ、納まりの美しさが際立った空間。
それほどまでに抑制の利いた空間でありながら、どこか安心感を覚えるのです。
ここまで、「空間やインテリアを構成する要素を減らす」のも、住まいへの思いから。

「家というものは、あくまでも住む人や暮らしが主役。だから、建築材料や設備、小物も控えめくらいがちょうどいい。シリーズを気に入ったのも、そこなんです。今の人たちはセンスがよくてしつらえもできますから、まっ白なキャンバスに好きなように絵を描ける、そういう家がいいと思うんです」

オープンでありながら、そこかしこに表情の違った居心地のいい「溜まり」があるのも、この家の魅力。
和室でお茶を飲んだり、リビングのソファを置き替えてホームパーティを開いたり。
如何様にも表情を変えるおおらかな空間で、人とのつながりを楽しむ――多様な可能性を内包した、懐の深い家づくりがなされています。


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2009年10月27日 11:32に投稿されたエントリーのページです。

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