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夫も私も本好きなので、家中に本があふれています。
子供の独立を機に書庫を造って本を整理し、フリーのライターとして自分専用の書斎で仕事をするのが夢です。
南側に隣家が迫った敷地です。

本は布団のように空気を抜いて「かさ」を減らすわけにはいかず、重量もあります。
その上、一度目を通すと愛着が湧き、なかなか手放せません。
土地の価格が高い都市の住宅では、古本屋に出したり図書館や友人に譲ってしまうのが得策ですが、決心がつかないものですね。
今回は、1階を書庫、書斎、寝室、2階を居間にする逆転プランを提案します。
1回の壁と壁の間隔が長いこと、2階にも本を収納するため重量が重くなることを考慮し、1階は強度のあるコンクリート造にしました。

2階を居間にした逆転プランの家。
昇り降りが頻繁になるという欠点があり、足腰が弱くなったときに備えて、階段の幅を広くとり電動椅子式の昇降機を設置する準備をしておきます。
帰省するお子さんや来客のために、2階には和室の客間とロフトを設けました。
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書斎の隣を書庫にしています。
本は重いので、なるべく書斎の側に収納しておく方が楽です。
スライド式の本棚にし、狭い面積になるべく多くの本が収納できるようにしています。
書庫から必要な本をワゴンにのせて書斎の机まで運びます。
紫外線が本に当たると退色するので、北側に書斎をつくり、北側に窓をとっています(図1)。
机を横長にし、後ろ側に本棚と天板を設け、同時に複数の作業ができるようにしました。
仕事に関連した本は一時的に出しっ放しにできます。

【図1】
1階北側の書斎から書庫を眺める。
仕事に必要な資料はワゴンにのせて書斎まで運び、後ろの棚に並べておくことができます。
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居間のソファーコーナーには御主人の本と奥様の趣味の本が置かれます。
本棚を天井近くまでとり、可動式のはしごで高い位置の本を取り出すことができます。
本が落ちないようにスチールのバーを取り付けてあります(図2)。
南側の窓下に机のように使用できる天板が取り付けられていて本を読んだり、ソファーに座ってゆったりと本を読むことができます。
目が疲れたら、デッキから空を眺めるのも良いでしょう。

【図2】
2階のソファーコーナー。
読みかけの本やコーヒーカップをおけるようにソファーの周囲に天板を取り付けました。
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寝室にも本の収納棚を設けました。
クローゼットとの間仕切りは上部が半透明で光が通る障子のような建具を使い、下部は両側から使用できる本棚になっています。
棚には本だけでなく器や置物を飾ることもできます(図4)。

【図4】
間仕切りに使用した建具は、取り外すことも可能です。
寝室側からも書庫に出入りできます。
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床下の空間を活かし、本の収納スペースを確保しておきます。
2階に上がる階段を反対側から4段降りると書庫になっています (図3)。
人が奥まで行けるぎりぎりの天井高さとして、1メートルとりました。
ほこりが中に入らないように土台と基礎の隙間を密閉し、湿気が入らないように、 ベタ基礎の下にポリエチレンフイルムを敷きます。
さらに除湿機を設置すれば湿気対策は万全です。

【図4】
めったに見ないけれど捨てられない本や雑誌はダンボールに詰め、床下に収納することができます。
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韓国ではトイレで本や雑誌を読む方が多いと聞きました。
トイレは意外と集中力が高まる場所です。
本棚を造り付けておくと楽しい雰囲気になります。
キッチンには料理の本を置くスペースを確保しています。
レシピを見ながらケーキを焼くのに便利です。
家中にあふれている本を目的別に収納することを考えました。
まずは奥様が仕事に使う資料的な書物は書斎横の書庫へ、お2人の趣味の本はソファーコーナーの本棚へ、実用書は「見たいときにすぐ読める」ことが大切ですので、キッチンやトイレにも小さな本置き場を設けました。
めったに見ないけれど捨てられない本は床下収納庫へ。
本が部屋のインテリアに見えるように工夫すると、たとえ本が中心の家であっても、本のための住宅ではなく、住む人が生き生きと生活できる空間になります。
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