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「色(キーカラー)」のある活動的な空間

スポーツや演劇など活動的なことが 大好きな主婦。
夫や私のスポーツ仲間、 子供の友人などと一緒に遊べる 広々とした遊戯室が欲しい。
北欧の幼稚園のような 色づかいのきれいな家が夢です。

明るく広々とした遊戯室が欲しい、という要望なので、遊戯室を含む居間全体を2階に持ってきました。
2階にすると1階に比べて景色がよく、屋根勾配にそって天井を高くとることができます。
ロフトやデッキを含めて、2階全体を縦にも外にも広がりのあるダイナミックな空間構成にしました。
黄色をキーカラーにする場合、「黄色+白」「黄色+黒」の他、青白赤黒に黄色を合わせるモンドリアンの絵のような取り合わせなどが考えられます。
今回は、「黄色+白+木の色」で北欧風のイメージにしました。

 

1階に居間とキッチンを持ってきた逆転プラン。
昇り降りは頻繁になりますが、活動的な家族には向いています。
3人の子供用の個室は設けず、共通の勉強室に本や文具を置き、居間やロフトなど好きな場所で勉強します。
将来、必要になれば勉強室や畳室を個室に。


居間とキッチンを一体化することにより、 友人や子供たちと料理を一緒に作って楽しむことができます。
居間にあるデッキでは、バーベキューをしたりして、 外部と一体感を感じることができます。
また、キッチンからはロフトやデッキで遊ぶ子供たちの姿が見渡せます。
キッチンが2階全体の中心になっているのです(図1)。
黄色が好きということなので、キッチンの収納扉をすべて基本色の黄色にしてみました。
壁を白にすると黄色がはえます。
キッチン部分は住宅のなかで一番早く汚れ、 交換しなくてはならない場所なので、もし飽きても比較的気軽に取り替えることができます。
窓際には白いテーブルを造り付けにしました。
椅子に白色の木製のものを選ぶと、 この部屋の雰囲気によく合います。
窓枠や床板は、 地の木の色を残すようなクリアー仕上げにすると明るい黄色に合い、 温かな雰囲気になります。


【図1】
キッチンから2階全体がほぼ見渡せます。
奥様の一番好きな色を一番長く過ごす場所に使いました。


天井の高さを利用して遊戯室をロフトにとりました。
居間から梯子で上ることができ、ちょっとした基地のようになっています。
梯子や手すりは黄色に塗り、万一飽きたら、塗装をヤスリではがし、別の色に塗り替えることができます。
ロフトの下の和室は置き畳になっているので、将来子供が成長して個室が必要になったときには子供室にするなど、フレキシブルに使うことができます(図2)。
屋根勾配を利用して造った三角形の収納扉は、目地を太くとり、この部分を黄色に塗ります。
扉に無垢の木を使い北欧の雰囲気をだしました。
天窓と片開きの窓を内側が木製のサッシにすると、温かく感じられます。ロフトの床にはカラーバリエーションの豊富な天然リノリウムというシート状の材料を張れば、好きな色の床になります(図3)。


【図2】
置き畳式の和室は、赤ちゃん連れやお年寄りのお客様のときに重宝。
将来は子供部屋にも。和室の上にロフトをとりました。


【図3】
子供たちの大好きなロフトを遊戯室に。
壁面に、屋根勾配の三角形をいかしたデザインの収納庫を造り付けに。
落下防止のため、手すりには薄いグレーの強化ガラスを入れました。


狭い玄関に黄色を使用すると、明るく広く感じられます。
細いガラスのスリットが入ったデザインの玄関ドアを選び、室内に外光を入れます(図4)。
玄関のたたき部分には黄色のタイルを使いポップなデザインに。
トイレの引き戸の上にはガラスを入れ、黄色に塗ったスチールを十字に使ってモダンに仕上げました。
玄関はすべて黄色で統一していますが、同じ黄色でも素材が違うとだいぶ印象が変わります。
このように、素材による色の変化を楽しめる空間になります。


【図4】
黄色で統一した玄関。玄関ドアは木製、たたきはタイル、トイレの引き戸上の十字の意匠はスチール。
素材を変えると同じ黄色でもニュアンスの違いが楽しめます。


好きな色に囲まれて暮らすのは楽しいものですね。
しかし、どんな色も背景の色や取り合わせる色との比率により印象が違ってきますので、慎重に決めましょう。
住宅の場合は、ソファや椅子、タオルなどのインテリアに好きな色をふんだんに使用し、交換のできない建築部分には背景となるような色を使う方が得策です。
私の場合、モダンな雰囲気には白、ちょっと日本的な雰囲気を出したいときには薄い土色というように、背景には軽い色を選んでいます。


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2009年08月05日 10:33に投稿されたエントリーのページです。

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