皆さんのご自宅で「寒くてイヤだなあ」と思う場所はありますか?
暖かい場所から寒い場所へ行くのは、つらいだけではなく、体にも見えない負担がかかっています。
健康に暮らすために、まんべんなく暖かい住まいにするために、少し考えてみましょう。
◆温度差が10度もある場所が!
暖房が効いた部屋の中はポカポカで快適。
でも、廊下の床は冷たくて部屋から出たくない。
トイレは寒いから我慢する、服を脱ぎたくないからお風呂に入るのが面倒、寝室はふとんまで冷え切っているからこたつで寝てしまう…
そんな経験ありませんか?
人が集まる場所は暖房で暖めていても、それ以外は「一時の我慢」で済ませていませんか?
しかし我慢にも限界があります。
家の中で寒い部屋と暖かい部屋が多数存在すると、住宅も住んでいる住人にも悪影響をもたらします。
人の体が正常でいられる温度差は5度以内。
急激な温度変化は体にとって大きな負担になっているのです。

◆ヒートショックとは
急激な温度変化によって、体内では血圧と心拍数が上昇します。
その影響で脳卒中や心筋梗塞といった深刻な事態を招く恐れもあります。
このような温度差が体に与える衝撃を「ヒートショック」といいます。
冬場の浴室は、最もヒートショックによる事故死がおこりやすい条件にあります。
高血圧の人や高齢者はとくに注意が必要になります。
入浴中の事故を防ぐには、浴室に暖房を入れるのがよいのではないでしょうか。
脱衣所に暖房器具を設置し、暖めておく方法もあります。
入浴前にはシャワーで浴室に湯気を立て、お風呂の温度は低めの40度前後に。
半身浴などで温度差を少なくして、心臓の負担をかけないようにすることが大切ではないでしょうか。


◆寒さは何処から来るの?
日本の住まいは、蒸し暑い夏に合わせ風通しよくつくられてきました。
このため従来の日本家屋には、床と壁・柱と壁などの合わせ目に、空気が流れる隙間が設けられています。
暖房しているのに、スースーと風を感じる原因はここにあったわけです。
熱はどんどん外に逃げていくばかりか、冷たい風も入り放題です。
換気の面では必要な隙間風ですが、寒さも運んできてしまっています。
しかし、暖房と換気はどちらも必要ですよね。
断熱材・断熱ドア・断熱サッシ・外壁・24時間換気・ユニットバスなど断熱は進化しています。
床材も進化し、寒さを伝えない床・床暖房などがあります。
断熱施工がされていない住宅と、高断熱住宅との差が近年はっきりしてきているのではないでしょうか。
近代住宅の良さと古来から伝わる日本家屋を見直して、現代の住宅は夏は涼しく・冬は暖かく・換気もよく・温度差もなく・環境に役立つ…
そのような家作りが求められているのが実状ではないでしょうか。
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