お茶の魅力
世界の3大飲み物、と言われるコーヒー・茶・そしてココア。
同じお茶でも、お国によって飲み方はさまざまです。
そこには歴史に育まれ、文化となったお茶の奥深い物語があります。

コーヒーの魅力
「カフェラテ」「マキアート」など、イタリアンカフェのメニューが最近メジャーになりましたが、日本で初めてコーヒーが飲まれたのは、およそ200年前。
当時の人には「焦げ臭くとても味わえない」といわれていました。
しかし、200年ほど前のヨーロッパの人たちは、すでに『琥珀色のほろ苦い飲み物』のとりこになっていました。
13世紀、たちまち元気になったというのがコーヒーの起源。
16世紀ごろ、トルコからイタリアへ、さらにヨーロッパに全土に広まり、カフェ文化が開花。
17世紀になると、ヨーロッパ諸国が南米でコーヒー豆の栽培を始め、ブラジルやコロンビアが一大産地となったのです。
豆知識(1)
エスプレッソ(マシンで抽出)をベースとしたイタリアンカフェ。
スチームミルク(温めたミルク)を加えて『カフェラテ』、フォームドミルク(泡立てたミルク)をのせると『カプチーノ』になります。
『マキアート』とは“シミをつける”という意味で、多めのエスプレッソに、少しだけミルクの泡を落とします。

茶の不思議
紅茶・緑茶・中国茶。
もとはどれもおなじ茶の葉です。
そのなかで紅茶と言えばイギリスですが、ヨーロッパに初めて紅茶を紹介したのは、1600年に設立されたオランダの東インド会社でした。
とくにイギリスで文化として発展したのは、王室や上流階級で東洋趣味が高まったため、中国の急須や茶碗を買い求め、それを披露するために、一日何度も茶を飲むようになったからと言われています。
茶の産地は中国の雲南省が起源で、アジア一帯に広がっています。
飲まれている地域も、アジアからヨーロッパまで広範囲。
インドからトルコあたりまでは「チャイ」と言われ、ヨーロッパでは「テ」や「ティー」と呼ばれますが、いずれも語源は「チャ」。
インドではスパイスを入れてミルクで煮出して飲み、トルコではお湯で煮出した紅茶に、砂糖をたっぷり入れての飲むなど、ところ変われば飲み方も違ってくるものです。
豆知識(2)
インド式「チャイ」は、手鍋に牛乳と水を半々、シナモン、カルダモン、クローブなどのスパイスを
入れて火にかけ、沸騰直前に茶葉を入れ、火を止めて蒸らします。
茶漉しを使ってカップに注ぎ、好みで砂糖を入れて飲みましょう。
別名「マサラチャイ」。
「マサラ」とはヒンズー語で「スパイスをミックスしたもの」という意味です。
ココアの発見
甘くておいしいココア。
でも、その原料となるカカオはとても苦いものなのです。
カカオの原産地はメキシコ。
アステカやマヤの人々は、カカオを『神様からの贈り物』と呼んで珍重し、薬として飲んでいました。
15世紀から16世紀、アステカを征服したスペイン人が、その効用に注目して本国に持ち帰ったものの、「苦い水」と言われ、とても飲めるものではありませんでした。
そこで、砂糖やバニラを加えて飲むようになり、さらにオランダでカカオを粉末にして、溶けやすくする技術が開発されると、「チョコレート」や「ショコラ」としてヨーロッパ中に広まりました。
最近は、ポリフェノールや食物繊維がたっぷり含まれていることから、日本では健康飲料として大ブレイクしましたが、昔は王侯貴族しか飲むことが出来なかった貴重な飲み物だったのです。

豆知識(3)
手軽に飲めるインスタントもよいのですが、たまに本格的な純ココアをいれてみませんか?
手鍋に、ココアとミルクを1対1で入れ、ペースト状に練ります。
中火にかけながらミルクを少しずつ加えてよく混ぜて、沸騰直前に火をおろして出来上がり。
オレンジリキュールを加えて『ショコラオレンジ』、インスタントコーヒーを加えて『カフェモカ』など、バリエーションを楽しんでください。
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